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Zeppelinである。 誰がなんと言ってもZeppelinなのである。 古今東西、多くの「ロック」と呼ばれるバンドが出ては消えているが、「The
Beatles」「The Rolling
Stones」「Deep Purple」そしてこのZeppelinは別格であろう!! これらのバンドがロックを創り、発展させていったのだ。 Zeppelinといえば「STAIRWAY
TO HEAVEN(天国への階段)」が真っ先に浮かぶ人が多いだろう。 chuも最初にZeppelinを聞いたのはやはりこの曲だった。 印象的なギターのイントロから入るバラードとロックを融合したような曲調はまさに音楽至上に輝く名曲といえるだろう。 だがその名曲のおかげで多くの人がZeppelin=STAIRWAY
TO HEAVENという錯覚に陥る原因ともなってしまった。 確かにバラードのいい曲もたくさんあるが、Zeppelinの本領はもっと荒々しいハードな曲にあるとchuは思っている。 特に初期の曲にchuは惹かれてる。 Zeppelinは3大ギタリストの一人JIMMY
PAGEがROBERT
PLANTと組んではじめたグループである。 JIMMY
PAGEのギターが上手か下手か、というのは議論が分かれるところだが(chuは下手だと思うぞ)、Zeppelinの全てのアルバムをプロデュースし、ほとんどの楽曲にかかわっている点を考えると、音楽監督としてのPAGEの手腕は認めざるを得ない。 その手腕になんとも表現のしづらいROBERT
PLANTのボーカルが絡み合ってZeppelinの音が生まれる。 なんだろうなあー、あの声は・・・・・ ときに甲高く、時には野獣の声のような、ある種楽器的な声ではある。 それがブルースを基調としたPAGEのギター、曲にミョ―に合う。 ここまでchuがZeppelinのことを書かなかったのは、実はchuはアルバムごとにはあまり聞いていなかったからなのだ。 結構バラバラに曲を聴いていて、アルバムとして持っているのは2,3枚くらい・・・・・ そんなんで書いていいのかな???とも思ったが、イイヤ、書いちゃった!! 当然お勧めもバラバラです。 ZeppelinはドラムのJOHN
BONHAMの死によって解散してしまった。 解散後のPAGEはパッとしない。 元Deep
PurpleのDavid Coverdaleと組んで「Coverdale
Page」なんてやったりしたけど長続きはせず(実はこれ好きだった)。 いまだにZeppelinを引きずっている。 ROBERT
PLANTはたまーにソロアルバムを出したりしている。 Zeppelinの全盛期を知るだけになんか淋しいものであるなあ―・・・・
なんか足りないなあ―、と思った人もいるでしょう。 そうです、あの「Stairway To Heaven」が入ってる大ヒットアルバム「Led ZeppelinW」をchuは勧めていません。 実はchu個人的にはこの曲は好きではないんですわ。 このアルバムは「Black Dog」「Rock And Roll」の2曲でいいんです(って言い切ったら殴られるか?)。 まあここらへんの曲は「Remasters」に入ってますから・・・・ あとchuが一番好きなのが「Presence」に入っている「Achilles Last Stand(アキレス最後の戦い)」!! これはカッコよすぎる!! 当然「Remasters」に入ってます。 でもこうしてみるとやっぱり初期の曲が好きなんだなあー、と改めて思う。 後期の曲にも「The Song Remains The Same」「No Quarter」「House of Holy」など名曲があります。 これらの曲も是非聞いてみてください。 |
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80年代前半のイギリスの音楽シーンに、Neuromantics と呼ばれたムーブメントがあった。 これは美小年達がメタメタに化粧してカッコいい服を着たりして、とりあえず音楽性はおいといてアイドル系で攻めましょうという一団のロックバンド達の事である。 この連中の中で一番目立ったのは、かの女装の変人
Boy George 率いる Culture Club
あたりだろうと思う。 Japanもこの一団のバンドで1978年にイギリスでデビューしている。 このデビュー作は徹底的に駄作であった。 そりゃあメンバーで楽器の勉強をしたことがあるのが一人しかいなかった、というのだから当然ではあった。 しかしヨーロッパでもアメリカでも完全に無視されたこの
アルバムがなぜか日本では何十万枚も売れてしまったのである。 当時の女子高生恐るべし!! その後のアルバムもなぜか日本でだけは売れた。 なんといっても初来日公演で武道館を満員にしたのだから!! 化粧や衣装ばかり(つまり外見)が注目されていたが、メンバーはかなり自閉的な人が多かったようだ。 実際ボーカルの
David Sylvian
は自閉症すれすれの、見知らぬ人の前ではろくに口も聞けないようなコンプレックスのかたまりだった。 他のメンバーにも多かれ少なかれそういうところがあって、彼らの化粧や衣装はだから、変身願望の現れというか、一種のよろいとして機能していたようだ。 そんな日本だけでの外見的な人気だけが先行した彼らだったが、3作目あたりから徐々に音楽的に変化が見られる。 そして最後のスタジオ録音アルバムとなったこの「Tin
Drum(ブリキの太鼓)」で奇跡とも思える頂点に達する。 中国という異国をコンセプトにしたこのアルバムは 複雑なうねるリズム、非常に完成されたメロディー、緻密な音、東洋的な感覚、電子音を多用しつつ単調さを微塵も感じさせないアレンジなど、一般受けはしないだろうが、音楽的には極めて完成された物となっている。 これほどまでに完全なコンセプトアルバムをchuは他に知らない。 人に好きなアルバムは?と尋ねられたときにchuは必ずこのアルバムをあげる。 元々Japanは好きではなかった。 NeuromanticsではDuran
Duranのほうが趣味にあっていた。 だが、たまたまこのアルバムをジャケット買いして聞いたときからもう夢中になっていた。 ただし、他のJapanのアルバムは持っていないし良いとも思わない。 このアルバムがまさに奇跡なのだ!!! ちなみにJapanという名前には特に意味はなかったらしい。 いつも由来を聞かれて困ったという。 音楽的には東洋的なニュアンスはこれっぽっちもなかった。 サディスティック・ミカ・バンドのファンだった、というくらいである。 ただ日本での人気が先行し、解散コンサートも日本で行ったことなど、バンド名の通りに日本になじみが深かったバンドであった。 余談ではあるが、chuの好きなアルバムを3枚あげろといわれれば、この「Tin
Drum」、Depeche
Modeの「Violator」、Def
Leppardの「Hysteria」を選ぶ。 まさにchu好みの逸品といえよう!!
しかし何回聞いてもいい作品だ。 このアルバムでDavid Sylvianの声に魅せられたchuは、思わずソロアルバムも買ってしまった。 ということで、
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ハードロックグループです。 これは結構正統的なハードロック。 ただ普通のハードロックバンドと違うのは、コーラスがメッチャきれいなこと。 ハードロックにコーラス??と思う無かれ。 ほんとにきれいなんだ、これ。 DEF
LEPPARDはイギリス出身のバンドです。 このバンドについて語るときに避けては通れないのが、メンバーに降りかかる不幸。 3rdアルバム「PYROMANIA」で一気に人気が出てメジャーになった彼らだが、その直後にドラムのRICK
ALLENが交通事故で左腕を失ってしまう。 これはかなりひどい事故だったらしい。 RICKは急カーブを曲がり損ね、何度か横転し道路脇の壁に激突、車から投げ出され、左の肩より下の部分を車内に残すような形で切断。 命が助かったのは、事故の第一発見者が幸いにも看護婦であったため、適切な応急処置が行われたから。 まだ21歳だった。 一時はサポートのドラマーを入れたものの、他のメンバーはRICKのカンバックを待って「HYSTERIA」を発表(RICKは特製のドラムセットで片腕で演奏)。 これが素晴らしい出来でスーパースターとしての地位を不動のものとしたが、今度はギタリストのSTEVE CLARKがアルコールとdrug(鎮痛剤らしい)で死んでしまう。 結局新しいギタリストをメンバーに迎えて「ADRENALIZE」を作った。 まるで不幸をばねに成長する浪花節(またはおしん)みたいなバンドだ。 「ADRENALIZE」以降のアルバムはchuはあんまり好きではない。 「スターが余裕で作ったアルバム」という様な印象がある(うがった見方かもしれないが・・・)。 一時期はジーンズにTシャツでアコースティックに演奏をしていた時期もあったが、DEF
LEPPARDはやっぱりRockしてくれないと!!! でも「HYSTERIA」はいい!!! chuがDEF
LEPPARDを初めて聞いたのは「Love
Bites」というバラード。 なんてきれいな曲なんだ!!! 正直そう思った。 「Love
Bites」につられてアルバムを聞いてみるとこれが穴が無い最高のアルバム。 Rockはちょっと・・・・という人でもこれは聞ける!! だってきれいだもん、アルバム全部が。 chuのお勧めの中では誰でも聞ける数少ないものですな。 黙って聞け!! DEF
LEPPARDを!!!
その中でもchuのお勧め
本格的なファンの間では、「ADRENALIZE」よりも「HIGH'N'DRY」のほうが評価が高かったりする。 確かにchuとしても「HIGH'N'DRY」の爆発一歩手前の感じは好きで、売れたあとの「ADRENALIZE」より良いかな、とも思います。 なんかジャケットを見るとメッチャハードな印象を受けると思うけど、実際には本当に聞きやすい音楽。 試してみい!! |
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今回はベーシストです。 Jaco
Pastoriusは本来Jazzに分類されているが、実際にはそんな枠をはるかに越えたスーパーベーシストだった。 chuがJacoをはじめて聞いたのは忘れもしない高校の修学旅行のときだった。 暇つぶしに友人からウォークマン(当時は当然カセットテープ)を借りたが、たまたま一緒についてきたのがWeather
Reportの「NIGHT
PASSAGE」だった。 あまりの衝撃にこの旅行中はズーッとこのテープを聞いてすごす事になった。 あまりに奔放なメロディー、複雑なリズム、凄まじいスピード、全てが桁外れだった。 それからはとりつかれたようにJacoを追っかけ始めた。 JacoがメジャーになったのはWeather
Reportに参加してからだった。 Weather
ReportはキーボードのJ.ZawinulとサックスのW.Shorterが中心となってつくったJazzバンド(フュージョンに近い)で、この頃すでに人気を博していた。 アルバム「BLACK MARKET」製作中にベーシストが脱退し、Jacoに声がかかったのだ。 このアルバムでは2曲にしか参加しなかったが、その奔放なプレイで一躍有名になってしまう。 Jacoの参加によりWeather
Reportの「音」もよりファンクに変わっていく。 ソングライティングやアレンジの才能もあったJacoは数々の名曲を提供し、その独特のスタイルとともにスターの地位に上りつめていった。 左手ミュートによるファンキーなベーススタイル、人工ハーモニックス、アコースティック360ベースアンプ、熱湯に通したロトサウンドのラウンドワウンド弦、フレットを抜いてしまった62年製フェンダー・ジャズ・ベースなどなど。 Weather
Reportをやめてソロになってからはアルバム「WORD OF
MOUTH」を発表し、ビッグバンド「WORD OF
MOUTH」を率いて世界中をツアーで回リ大好評を博していった。 まさに順風万歩に見えたJacoの人生だが、アルコールとドラッグに犯されたJacoは徐々にその人生を狂わせて行く。 有名なジャズフェスティバルで醜態を演じ、メジャーな場所での演奏から徐々に遠ざかってしまう。 実際chuはその頃からJacoの噂を聞かなくなってしまった。 そして突然Jacoの死を知る事になった。 1987年9月11日、カルロス・サンタナ(グラミー賞!!)のコンサートを見たあと、酒に酔って町をさまよっていたJacoはナイトクラブの用心棒と乱闘となり袋叩きにあう。 意識不明の重態となり19日に脳死、21日生命維持装置がはずされた。 35歳だった。 JacoはJazzの範疇に収まるベーシストではなかった。 元々ロックバンドのベースからスタートしているし、クラッシックの名曲も積極的にカバーしている。 とにかくベースラインがファンキィーで奔放、またボリュームが大きい。 ちょっと聞いたら「ああ、Jacoだな」ってわかる。 Jacoの死後もいろいろなライブ版が出され続けている(当然出来、不出来が激しいのだが・・・)が、CDショップに行くたびにそれら新譜のチェックを欠かさないchuです。
いろいろなlive音源が出ているので代表作のみ
その中でもchuもお勧め
こうしてみるとJACOの公式アルバムはWEATHER REPORTを除くと2枚のリーダーアルバムと数枚のライブしかないことがわかる。 そのあふれんばかりの才能のわりには寂しい数だ。 実際、ライブ版にしても後期のものはかなり出来にムラがあって、鑑賞に耐えないものもある。 その中でも「お勧め」にあげたものの出来は素晴らしい。 まさに「天才」の輝きだ。 あまりに早すぎる死に黙祷。 |
Return to Foever (Return to Foever)
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The
Psychedelic Furs |
またまたRock(?)に戻ります。 このThe
Psychedelic Fursについてchuはほとんど知りません。 洋楽に関する知識には自信がありますが、このグループのことはさっぱりです。 何でそんなバンドを聞いているかというと得意のジャケット買いです。 たまたまつまんだCDが「Midnight
to Midnight」でした。 なんかシンプルなジャケットが気になって買っちゃいました。 聞いてみるとやる気のなさそうなダルーイ、どことなくDavid
Bowieに似たボーカルと独特のメロディー。 なんとなく気に入って聞き込むようになりました。 どうやらボーカルのRichard
Butlerがリーダー格のようですが良くわかりません。 バンドのメンバーのもそのアルバムによってコロコロ変わっています。 はっきりいってこのバンドは超マイナーです。 MTVなどを見ていても(こんなにchuは見ているのに)1回しか見た事ありません。 一回だよ、一回!! 実はこのバンド、1曲だけヒットがあります。 1986年のアメリカの映画、「Pretty
in Pink」に同名の曲が使われて一時名前が売れました。 ただそれだけ。 いったい何枚アルバムを出しているのか、まだ解散していないのかもわかりません。 かなりいいかげんですが、こいつらのアルバムは、ボーっとしているときに聞くには最高です。 はっきりいって好きです!!! 「あーぁ、かったるいなあー・・・」なーんていうときにはピッタリ!!! 当然お勧めはchuが持っているアルバムのみです。 倦怠感バリバリのRockをどうぞ!!!
なんせ写真もなけりゃあアルバムのタイトルもわからないので・・・・・
chuのお勧め
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