The Beatles

 

さて、いよいよ世界で最も有名で、最も重要なバンドについて書きます。「The Beatles」を知らない人はいないでしょう。このバンドについてよく知らなくても、「Please Please Me」「A Hard Day's Night」「Help!」「Yesterday」「Michelle」「Yellow Submarine」「Let It Be」「Hey Jude」などの曲は知らず知らずに聴いたことがあると思います。このバンドの歴史やメンバーについては色々な本が出ていますから詳しくは成書に譲ります。ここでは一時期かなり「The Beatles」にハマッたchuの独断に満ちたBeatles論を書かせていただきます。

@現在の音楽、特にロックは「The Beatles」がいなければ存在しなかった!!
いきなり断言させてもらいますが、まさにこの通りだと思います。Beatles以前にも当然ロックはありました。チャック・ベリーなどがロックを本当に「創った」人でしょう。これに異論はありません。Beatlesはそれまでのロックに新しい手法を導入して、よりポップに、また一方でより複雑なものにしていきました。例えばデビュー曲である「Love Me Do」は中間部分を除いて、全てコーラスで歌われています。初のNo.1となった「Please Please Me」などは全てコーラスとユニゾンで歌われています。この「コーラス&ユニゾン」を多用する唱法は彼らの十八番でした。新しい楽器や録音技術、テープの逆走による録音などもどんどん導入し、常に新しい「音」を追求し続けました。オーケストラをあそこまで大胆に導入したのもBeatlesが初めてでしょう。彼らの後期の曲を聞くと、最近発表されたといっても充分通じる曲が多くあります。Beatlesの曲を聴いていくと、ロック、ポップスというものの進化を知ることができます。

A「The Beatles」は優れたソングライターだったが優れたシンガーではなかった!!
Beatlesの熱狂的なファンが聞いたらブン殴られそうですが、ここでもはっきりと断言しちゃいましょう。「The Beatles」のほとんどの曲はJohn LennonPaul McCartneyによって作られています。クレジットではLennon/McCartneyとなっています。これは二人のデビュー前からの約束で、どちらが作詞・作曲してもこの名前で発表しようということにしていたようです。この2人ははっきり言って天才でした。明らかに違う強い2つの個性がぶつかり融合することによって、素晴らしい作品の数々が生まれました。ただ残念なことに歌は上手ではなかった!! 「Let It Be」「Hey Jude」のPaulはいいじゃないか、という人もいるかもしれませんが、よく聞いてみて下さい。下手です!!はっきり言って。じゃあ名曲「The Long And Winding Road」を聞いてみなさい。あまりの下手さに気絶しそうになったよ、chuは。いくらファンでもこれだけは認めましょう。George Harrisonも後期にはいい曲を作っていますが、なんか蚊の泣くようなボーカルで、お世辞にもうまいとはいえません。Ringo Starの鼻詰り声は眩暈がします。比較的Johnが聞けるかな? 原則的に彼らは曲を作った人がボーカルをとるようにしていたようです。ですからLennon/ McCartneyの曲でもどちらの曲かはボーカルを聞けばわかります。

B「The Beatles」を聞くなら中期以降の曲を聞け!!
あくまでchuの好みですが、初期の曲は革新的要素には満ちているものの、単純なロックが多く、取るに足らない駄作もチラホラと見受けられます。実際アルバム「PLEASE PLEASE ME」はたった1日で録音(しかも全て一発撮り!)されていますし、セカンドアルバム「With The Beatles」も5日間の録音です。そんなんでいいものができるはずがない。聞くなら「RUBBER SOUL」以降のアルバムでしょう。このアルバムから明らかに「音」が変わっていきます。ストレートなロックからより内省的な、また実験的なものに変わっています。それは次のアルバム「REVOLVER」で決定的なものになります。ただ万人向けかというと首を傾げます。音が進化するにしたがって、作者の個性もより強いものになってゆき、特にJohnの曲はかなりマニアックなものです。

CGeorgeのギターはかなりヤバイ!!
だって本当に下手なんだから仕方ないだろ?? あれでリードギタリストだよ(Johnはサイドギター)。実際、Johnのほうがギターはかなり上手だったし、ベースのPaulのほうがGeorgeよりも巧かったらしい。作詞・作曲で負け、ギターで負ける。これじゃあ居場所がないでしょう。実はGeorgeも悩んでいたらしい。インド音楽に傾倒したときに、インドの楽器「シタール」を覚えたのは自分の居場所確保のためだった、という噂も真実味を帯びてしまう。「Let It Be」のギターソロがGeorgeの限界だったのかなあー・・・・・

DBeatlesは「Let It Be」「Hey Jude」だけじゃない!!
Beatlesといえばこれらの曲が浮かぶ人も多いと思います。メジャーな曲のほとんどは実はPaulの曲。「Yesterday」「Michelle」「Let It Be」「Hey Jude」「The Long And Winding Road」「Get Back」「Ob-La-Di,Ob-La-Da」などなど・・・・ Paulの曲の特徴はとにかく聞きやすいこと。一般受けする曲が多い。当然シングルカットされる割合も多く、また聴かれる機会も多い。しかしこれらの曲はBeatlesの中でも氷山の一角。まだまだあなたの知らないBeatlesがいます。聞いてみて、「これ本当にBeatles?」という様な曲がたくさんあります。「I Am The Walrus」「Strawberry Fields Forever」「Helter Skelter」「Come Together」などなど・・・ 激しく、変わっていて、今のロックに近いものも見受けられます。Paulと比べてJohnの曲は「マニアック」というか「濃い」というか、なんとも変わった曲が多い。より実験的なのかもしれない。しかしマニアはやはりJohnでしょう!! だって聞き込むといいよ、本当に。ちょっと幻想的だったり暴力的だったりその曲曲で違った顔を見せてくれる、そんな曲がJohnの持ち味。今風に言うと、Paul=マイケル・ジャクソンJohn=プリンス、っていうとこでしょうか? Johnと比べるとGeorgeの曲はPaulに近い、聞き易いものが多い。「Here Comes The Sun」「Something」「While My Guitar Gently Weeps」などがそうです。

Eたったの8年間!!
あまり知られていないこと(というかみんな気がついていないかも)ですが、実はBeatlesの活動期間は8年間という短いものでした。同じ時期にデビューしたRolling Stonesが今も現役でがんばっている事を考えるとあまりにも短い期間です。たった8年間ですが、その間に彼らが残したものはロックを100年は進歩させました。実際に彼らがいなければ現在のポップスはありえなかったでしょう。またこの8年間の彼らの音楽上の変化はとてつもないものでした。「Love Me Do」と「Across The Universe」を聞き比べて、これが同じバンドの曲だとは誰も気がつかないでしょう。たった8年間で伝説にまでなったバンド。それこそがBeatlesです。ただ悲しいかな、ソロになった後もJohn Lennon以外の3人はその偉大な、奇跡の8年間に縛られて、夢を追ってしまう羽目になります。

FソロはJohn Lennonだけでいい!!
Paulファンにはぶん殴られそうですが、Beatles解散後のソロ活動で聞く価値があるのはJohn Lennonだけと断言しましょう。PaulはBeatles再結成の夢を追いつづけて、作る曲もBeatles時代から何の進化も見られません。何曲かヒットも出しているし、4人の中で最も派手に活動してはいましたが、相変らずだなアー、変化がないなアーという感じ。Georgeも地味にヒットを飛ばしましたが長続きはしません。Ringoは役者として何本か映画に出演しました。そんなRingoをchuはひそかに好きでした。解散後のJohnはさらに活動の幅を広げます。オノ・ヨーコという癌がいましたが、その音楽性は妨げられることなく進化を続け、「ダブル・ファンタジー」に結実します。ただやっぱりオノ・ヨーコは癌です。このアルバムも半分は彼女が絡んでいて聞くに堪えません。まあ「Starting Over」を聞いてください。これこそJohnです。

まだまだ言いたい事はありますが、そろそろアルバムなどの紹介に移りましょう。

 

John Lennon(g)

Paul McCartney(b)

George Harrison(g)

Ringo Star(ds)

 

John Lennon

Paul McCartney

1940年10月9日生まれ。サイド・ギター&ボーカル担当。初期から中期にかけての実質的なリーダー。1968年、前衛芸術家のオノ・ヨーコと出会い、前妻シンシアと離婚し、翌年に結婚。平和運動などに精力的に参加。一時期音楽活動から遠ざかったが、1980年に「ダブルファンタジー」で復帰。同年12月にファンの凶弾に倒れる。享年40歳。 1942年6月18日生まれ。ベース&ボーカル担当。ごらんの通りのサウスポー。ベビーフェイスでファン女の子達の人気を集めました。Beatles解散後も精力的に活動。ソロで、ウイングスでとヒットを飛ばし、「世界一レコードを売ったアーティスト」としてギネスに認定されるほどでした。商業的には最も成功した人です。現在も元気に活動中です。
George Harrison
Ringo Star
1943年2月25日生まれ。リードギター&ボーカル担当。ギターはあまり巧くないけど、そのコーラスは見事です。かのエリック・クラプトンと女を奪い合ったのは有名な話。クラプトンの「レイラ」、Georgeの「Something」はその女に向けて書いた曲です。 1940年7月7日生まれ。ドラム担当。人柄が良く、Beatles後期の滅茶苦茶な人間関係の間を取り持っていたのは彼です。解散後もいろいろなセッションに参加。役者として映画デビューも飾っています。

 
  album Please Please Me
    With The Beatles
    A Hard Day's Night
    Beatles For Sale
    Help!
    Rubber Soul
    Revolver
    Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band
    Magical Mystery Tour
    The Beatles
    Yellow Submarine
    Abbey Road
    Let It Be

 

 

Please Please Me

1963年3月22日

1. I Saw Her Standing There 
2. Misery 
3. Anna(Go To Him) 
4. Chains 
5. Boys 
6. Ask Me Why 
7. Please Please Me 
8. Love Me Do 
9. P.S.I Love You 
10. Baby It's You 
11. Do You Want To Know A Secret 
12. A Taste Of Honey 
13. There's A Place 
14. Twist And Shout 
記念すべきデビューアルバム。たった1日で、しかも全曲一発録りで収録された。オリジナル8曲カヴァー6曲の構成。日頃ライブで演奏している曲を録音したためライブ感覚にあふれたアルバムになっている。まあ古臭さはゆがめないが・・・ イギリスでは30週連続1位という記録的な大ヒットになった。
「I Saw Her Standing There」 Paulの気合充分のカウントから入るライブでは不可欠な曲。疾走感がたまらない!! この曲でのGeorgeのソロは彼の歴代のソロの中でもできがいい(とchuは思う)。
「Please Please Me」 Beatlesのセカンドシングルで、イギリスで初のNo.1になった曲。いかにもBeatlesらしいコーラスとスピード感にあふれた曲。ちなみに2コーラス目のサビの部分の「カモン!」でJohnが吹き出している(笑っている)。
「Love Me Do」 デビュー曲。chu的にはあんまりいただけない。実はこの曲のドラムはRingoではなくアンディー・ホワイトというスタジオミュージシャンが叩いている。Ringoのドラムは採用されなかった。ちなみにRingoは横でタンバリンをシャカシャか叩いている。
「P.S.I Love You」 とってもステキな曲。タイトルも曲もきれい。しかも韻をふむ部分だけにハーモニーが入るという懲りよう。
「Do You Want To Know A Secret」 これも有名な曲。かなりカバーもされています。本当はJohnが歌うはずだったのにあまりに歌詞が恥ずかしい(いや、本当にこっぱずかしい)ためにGeorgeに押し付けたという曲。
「Twist And Shout」 カバー曲ですが、ライブのラストに欠かせない曲。John渾身のボーカルがすごい!!

 

 

With The Beatles

1963年11月22日

1. It Won't Be Long 
2. All I've Got To Do 
3. All My Loving 
4. Don't Bother Me 
5. Little Child 
6. Till There Was You 
7. Please Mister Postman 
8. Roll Over Beethoven 
9. Hold Me Tight 
10. You Really Got A Hold On Me 
11. I Wanna Be Your Man 
12. Devil In Her Heart 
13. Not A Second Time 
14. Money 
5日間のレコーディングで完成させたセカンドアルバム。オリジナル8曲カヴァー6曲という構成。発売されるや否や、No.1だった「Please Please Me」を蹴落としてそのまま22週間No.1をキープした。前作よりもアップテンポになり、コーラスもよりきれいなものになっている。
「It Won't Be Long」 イントロなしでいきなり始まる。しかもコーラス。Beatlesらしい曲。終わりは当然「イェー!!」。
「All My Loving」 有名な曲。Johnの三連カッティングが最高。
「Don't Bother Me」 たいした曲じゃありませんが、一応Georgeの初作曲。
「Please Mister Postman」 カバーなんだけどかなり有名な曲。コーラスがとてもきれい。
「Roll Over Beethoven」 ロックの神様、チャック・ベリーのカバー。しかしオリジナルよりさらにロックしているぞ。前から思うけど、Beatlesはカバーが巧い。まるで自分たちの曲のようにしてしまう。
「I Wanna Be Your Man」 もともとRolling Stonesにプレゼントした曲。ライブでのRingoの持ち歌。

 

 

A Hard Day's Night

1964年7月10日

1. A Hard Day's Night 
2. I Should Have Known Better 
3. If I Fell 
4. I'm Happy Just To Dance With You 
5. And I Love Her
6. Tell Me Why 
7. Can't Buy Me Love 
8. Any Time At All 
9. I'll Cry Instead
10. Things We Said Today 
11. When I Get Home 
12. You Can't Do That 
13. I'll Be Back 
Beatles初の主演映画「A Hard Day's Night」のサウンドトラック。全曲がLennon/McCartneyの曲。しかし何で邦題が「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」なんだ?? あまりに変じゃないか? ちなみにこの邦題を付けたのはあの「淀川長冶」さん。しかもテレビに出たときに自慢してた。こんな題名つけて自慢するな!! しかしこのアルバムも当然売れて、21週間No.1。
「A Hard Day's Night」 誰もが聞いたことがある曲でしょう。出だしの「ジャジャーン」がいいです。
「And I Love Her」 名曲。なんと400種類ものカバーがあるらしい。転調が印象的。歌詞も倒置法が用いられている。
「Can't Buy Me Love 」 なんと予約だけでミリオンセラーになった曲。この手のいかにも「Beatles」という中ではchuが好きな曲。
「Things We Said Today」 ライブでよく演奏されたやや抑えめな曲。Paulにしては暗め。
「I'll Be Back」 chuが大好きな曲。アコギを使ったバラード。この曲のファンはかなり多い。

 

 

Beatles For Sale

1964年12月4日

1. No Reply 
2. I'm A Loser 
3. Baby's In Black 
4. Rock And Roll Music 
5. I'll Follow The Sun
6. Mr.Moonlight 
7. MEDLEY 
a)Kansas City
b)Hey,Hey,Hey,Hey
8. Eight Day's A Week 
9. Words Of Love 
10. Honey Don't 
11. Evrery Little Thing 
12. I Don't Want To Spoil The Party 
13. What You're Doing 
14. Everybody's Trying To Be MY Baby
世界中を飛び回る超ハードスケジュールの中で製作されたアルバム。そのためオリジナル8曲カヴァー6曲という構成に戻ってしまった。Beatlesの作品の中では評価が低いアルバム。それでも当然No.1になっている。このアルバムは前期から中期の移行期にあたります。
「No Reply」 イントロなしで始まる、いかにもBeatlesらしい曲。
「I'm A Loser」 コーラスから始まる印象的な曲。ハーモニカがかなりフューチャーされている。この曲以降ハーモニカはあまり使われなくなってしまった。これまではBeatlesの曲でハーモニカはかなり重要なアイテムだったのに・・・
「Baby's In Black」 ワルツ調の有名な曲。日本公演ではJohnとPaulがダンスを踊っていた。
「Rock And Roll Music」 チャック・ベリーのカバー。まるでファーストアルバムに入っているような曲。オリジナルよりもはるかに疾走感にあふれている。日本公演のオープニングを飾った。
「I'll Follow The Sun」 chu的に気に入っているスローナンバー。しっとりとしたナンバー。かなり人気がある曲。
「Mr.Moonlight」 Johnの絶叫で始まるカバーソング。オリジナルよりもはるかに有名になった。
「Eight Day's A Week」 これも有名なナンバー。フェードインで始まる。ちなみにタイトルはRingoがつけたらしい。
「Evrery Little Thing」 これまた有名。本当かどうかわからないけど、レコーディングにJohnが遅れたため3人でレコーディングしたらしい。

 

 

Help!

1965年8月6日

1. Help! 
2. The Night Before 
3. You've Got To Hide Your Love Away 
4. I Need You 
5. Another Girl
6. You're Going To Lose That Girl 
7. Ticket To Ride
8. Act Naturally 
9. It's Only Love 
10. You Like Me Too Much 
11. Tell Me What You See 
12. I've Just Seen A Face 
13. Yesterday 
14. Dizzy Miss Lizzy
ビートルズ第2弾主演映画のサウンドトラック・アルバムです。映画で使用された前半7曲に7曲を加えた構成となっています。邦題は「4人はアイドル」。なんとかならんのか、この邦題。このアルバムで特筆すべきは名曲「Yesterday」が入っていること。この曲によって当時、反社会的だとか、うるさいだけなどと言われていたビートルズの音楽性が見直され幅広い層に支持されるようになったきっかけとなりました。ただchu的には余り好きな曲ではありません。だってボーカルが・・・・・ とにかく11週連続No.1を記録。
「Help!」 あまりにも有名な曲。イントロなしで「Help!!」から始まる。カバーもされているが、U2がライブで演奏したバージョンは最高!なんとバラードにアレンジしている。
「You've Got To Hide Your Love Away」 ちょっと暗めのJohnの曲。高校時代、chuはこの曲が好きだといったら友人に馬鹿にされた記憶がある。
「You're Going To Lose That Girl」 いかにもBeatlesらしい掛け合いコーラスの曲。いい感じ。
「Ticket To Ride」 邦題「涙の乗車券」。カーペンターズで有名ですね。これはかなり激しく重い曲になっている。
「I've Just Seen A Face」 Paulのシンプルなカントリー調の曲。かなり好きです。
「Yesterday」 音楽の教科書にも載った曲。当時としては斬新なストリングス・カルテットが参加している。なんとPaul以外のメンバーは参加していない。当然解散説が流れた。

 

 

Rubber Soul

1965年12月3日

1. Drive My Car 
2. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) 
3. You Won't See Me 
4. Nowhere Man 
5. Think For Yourself
6. The Word
7. Michelle
8. What Goes On 
9. Girl 
10. I'm Looking Through You 
11. In My Life 
12. Wait 
13. If I Needed Someone 
14. Run For Your Life
Beatlesの音楽性が大きく変化した作品。中期の傑作。今までのビート主体の音楽が影を潜め、バロック調の曲やインド楽器のシタールなどを導入したりと新たな試みをしている。あらゆる記録を塗り変え、13週連続No.1をキープした。
「Drive My Car」 ちょっとファンキーな曲。スタートはワンコーラスで進んでいく。
「Norwegian Wood」 初めてシタールを使った曲。そんなこと以前に今までのBeatlesとは全く違った世界観が展開される名曲。聴かなきゃだめでしょう!!
「Nowhere Man」 初期のころよりもより重厚になったコーラスが聴き所。ちょっと間延びしている感はあるが・・・
「Michelle」 あまりにも有名なバラード。間奏のギターソロがいい味出している。
「Girl」 一応名作といわれて、ベスト盤には必ず収録されるバラード。しかしchuは嫌いじゃ!!
「In My Life」 いかにもJohnらしい曲。間奏部分のピアノは半分のテンポで1オクターブ下で弾いたものを倍速にして録音しています。

 

 

Revolver

1966年8月5日

1. Taxman 
2. Eleanor Rigby 
3. I'm Only Sleeping 
4. Love You To 
5. Here There And Everywhere
6. Yellow Submarine
7. She Said She Said
8. Good Day Sunshine 
9. And Your Bird Can Sing 
10. For No One 
11. Doctor Robert 
12. I Want To Tell You 
13. Got To Get You Into My Life 
14. Tomorrow Never Knows
最も多くカバーされ、ミュージシャンの中で最も評価が高いアルバム。「Rubber Soul」の路線をさらに進化させ、独自の世界を構築した作品。このアルバムが発表された1966年にBeatlesは来日を果たしている。またこの年でライブ活動を中止してしまった。実際、これ以降の彼らの作品はライブに向かないものが多い。7週連続No.1.
「Taxman」 なんとGeorgeの作品。税制に対する皮肉を歌っている。この曲のPaulのベースは逸品!!
「Eleanor Rigby」 Paul渾身の名作。chu的にはPaulの曲で一番好き。前編ストリングスによるバッキングが入っている。グラミー賞のコンテンポラリー歌唱賞を授賞した。
「I'm Only Sleeping」 John特有のけだるいムードの曲。テープの逆回転操作によるギターソロなどいろいろな試みが盛り込まれています。この曲はかなり好き!!
「Here There And Everywhere」 Paulの曲だけど、あのJohnが「名作だ!!」と絶賛した曲。確かにJohnっぽい曲ではある。
「Yellow Submarine」 同名映画の主題歌として有名な曲。ボーカルはRingo。いろいろな効果音が入っている。全て彼らの手作り。
「She Said She Said」 ドラッグソングだとも言われている。変拍子を使っているため、確かにそんな雰囲気がある。
「Good Day Sunshine」 Paulによるのんきな曲。ピアノに加えドラムまで多重録音されている。
「For No One」 Paulの名作。フレンチホルンが間奏部分で使用されている。
「Got To Get You Into My Life」 ブラスをフューチャーした軽快なロック。
「Tomorrow Never Knows」 このアルバム最大の問題作。明らかにドラッグ体験から作られたサイケな曲。テープの逆回転、効果音などいろいろな手法が使われている。かなり好きな曲。

 

 

Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band

1967年6月1日

1. Sgt.Peppar's Lonely Hearts Club Band 
2. With A Little Help From My Friends 
3. Lucy In The Sky With Diamonds 
4. Getting Better 
5. Fixing A Hole
6. She's Leaving Home
7. Being For The Benefit Of Mr.Kite!
8. Within You Without You 
9. When I'm Sixty-Four 
10. Lovely Rita 
11. Good Morning Good Morning 
12. Sgt.Peppar's Lonely Hearts Club Band(Reprise) 
13. A Day In The Life
Beatlesの最高傑作、ロックの金字塔、音楽を芸術の域まで高めた作品、などと高く評価されている有名なアルバムです。800時間という膨大な時間をかけ、当時の4トラック(!)を2台シンクロさせてオーヴァーダビングを繰り返したりフランジング効果の装置を開発したりと、音づくりの面でも当時のロック界では考えられなかった技術が投入されています。またchu思うに、音楽史上初の「コンセプトアルバム」です。ジャケットも有名ですね。「Rubber Soul」「Revolver」と進化してきた音が一つの頂点に達したアルバムでしょう。
「Sgt.Peppar's Lonely Hearts Club Band」 1枚のアルバムをショー仕立てにするというコンセプトによる作品です。観客の歓声などの効果音をいれてライブ感覚を出しています。
「With A Little Help From My Friends」 Ringoが他の3人のコーラスにサポートされながらのびのびと歌っています。ここでのRingoの役どころはバンドの花形歌手のビリー・シアーズです。
「Lucy In The Sky With Diamonds」 Johnの大傑作。なんとも不思議なメロディーにのった幻想的な曲。ドラッグソングか?と話題になった。chuが最も好きな曲の一つ。
「Getting Better」 ほとんどPaulの演奏による曲。のびのびしてます。
「Fixing A Hole」 ちょっと聞いたらいかにもJohnらしい曲だけど、実はPaulの曲。Paul初のメッセージソング。
「She's Leaving Home」 Paulの名曲。クラッシックの大家でこの曲をPaulの最高傑作という人も多い。
「Being For The Benefit Of Mr.Kite!」 これこそJohnの曲。ちょっと歪んでます。「馬のヘンリー君がワルツを踊ります」という歌詞のあとワルツ調に変わるという楽しい演出がある。
「Within You Without You」 インド音楽に傾倒していたGeorgeの大作。きてますねエー。
「When I'm Sixty-Four」 Paulのデキシーランド風味の曲。聴いていて楽しい。
「Lovely Rita」 「Taxman」などに続く「職業シリーズ」の曲。途中のPaulの「Rita!」は外しているぞ。
「Good Morning Good Morning」 Johnが大好きなケロッグ・コーンフレークのコマーシャルからヒントを得たという曲。鶏の鳴き声入り。
「Sgt.Peppar's Lonely Hearts Club Band(Reprise)」 一応のエンディング。
「A Day In The Life」 JohnとPaulの共作。アンコール的な位置付けかな? 初の放送禁止作でもある。新聞記事を元に書かれた曲だが、かなりの大作であり名作。chuは大好き。この曲の終了後、犬にしか聞こえない2万ヘルツの音に続いてビートルズの意味不明のあいさつが録音されています。

 

 

Magical Mystery Tour

1967年11月27日

1. Magical Mystery Tour
2. The Fool On The Hill 
3. Flying 
4. Blue Jay Way 
5. Your Mother Should Know
6. I Am The Walrus
7. Hello Goodbye
8. Strawberry Fields Forever 
9. Penny Lane 
10. Baby You're A Rich Man 
11. All You Need Is Love 
マネージャーのエプスタインが大量の睡眠薬を飲みこの世を去ってしまった後に作成したTV映画「Magical Mystery Tour」のサントラ盤です。この映画での彼等の狙いはドラッグの体験を映像で表現する事、そして音と映像の融合であったといいます。確かにストーリー的にはよくわからない内容で、当時は酷評されました。しかし70%を超える視聴率を獲得した事も事実です。chu的にはビデオクリップを見ているようで楽しかったけど・・・ この日本版の後半5曲は映画とは関係ない、その当時シングルカットされたヒット曲が入っています。
「Magical Mystery Tour」 威勢のいいタイトルナンバー。もちろんPaulの曲。
「The Fool On The Hill」 間奏にリコーダーを使ったPaulの曲。歌詞としては「地動説」のガリレオを想像させる。
「Flying」 Beatlesの公式オリジナル曲の中で唯一のインストゥルメンタル・ナンバー。ビックリ。
「Blue Jay Way」 Georgeのインド風サイケデリックな曲。chuとしては聞きやすくて好き。
「Your Mother Should Know」 いかにもPaulらしい聞きやすいナンバー。かなりヒットした。「Your Mother Should Know」は流行語にもなったらしい。
「I Am The Walrus」 Johnの大傑作。Johnが「100年たって聞いても飽きない」というだけある。chuが最も好きな曲のひとつ。歪んだメロディー、エフェクトかけまくりのボーカル、ナンセンスな歌詞など独特のもの。
「Hello Goodbye」 この当時としてはやけにメロディーも歌詞もシンプルな曲。聞いていて気持ちいい。
「Strawberry Fields Forever」 「Strawberry Fields」とはリバプールにある孤児院の名前。Johnが小さいときによく遊んでいたらしい。いかにもJohnらしく歪んだ名曲。アレンジも素晴らしい。この曲で特筆すべきはRingoのドラミング。あまりに上手すぎて「Ringoではないのでは?」といわれたらしい。
「Penny Lane」 これもリバプールを歌ったもの。同じような題材でPaulが作るとこんなにも違ってしまう。
「Baby You're A Rich Man」 JohnとPaulの合作。途中にかなり変な声が入るが、ミック・ジャガーという説がある。
「All You Need Is Love」 世界初の全世界衛星生中継番組の「アワ・ワールド」のイギリス代表としてアビイ・ロードスタジオから録音の模様が放映された曲。イントロ及びエンディングに以下の世界各国の名曲が挿入されています。フランス国家"La Marseillaise"・バッハ"Brandenburg Concerto"・グレン・ミラー"In The Mood"・イギリス民謡"Green Sleeves"・ビートルズ"She Loves You"。名曲です。

 

 

The Beatles

1968年11月22日

DISC-1
1. Back In The U.S.S.R
2. Dear Prudence 
3. Glass Onion 
4. Ob-La-Di,Ob-La-Da 
5. Wild Honey Pie
6. The Continuing Story Of Bungalow Bill
7. While My Guitar Gently Weeps
8. Happiness Is A Warm Gun 
9. Martha My Dear
10. I'm so Tired 
11. Blackbird
12. Piggies
13. Rockey Raccoon
14. Don't Pass Me By
15. Why Don't We Do It In The Road?
16. I Will
17. Julia
DISC-2
1. Birthday
2. Yer Blues
3. Mother Nature's Son
4. Everybody's Got Something To Hide Except Me And MY Money
5. Sexy Sadie
6. Helter Skelter
7. Long,Long,Long
8. Revolution1
9. Honey Pie
10. Savoy Truffle
11. Cry Baby Cry
12. Revolution9
13. Good Night
真っ白なジャケットから通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれている2枚組のアルバム。基本的に作曲者のソロ曲の寄せ集め、といった感じのアルバム。まとまりには欠けるけど名曲が多い。chuの好きなアルバムのひとつ。ある意味で「Sgt.Peppar's Lonely Hearts Club Band」と対極にある。製作の途中で、自分の曲が1曲しかないRingoは寂しくなって一時脱退してしまった。彼がいないとバラバラになったしまう他の3人の説得でまた戻ったとの事。
「Back In The U.S.S.R」 メチャクチャノリノリのロックナンバー。しかし内容はパロディーしまくり。曲名はチャック・ベリーの「Back In The U.S.A」、コーラスはビーチ・ボーイズのパクリです。
「Dear Prudence」 インドの瞑想仲間に書いた曲。アルペジオのギターは6弦をDに下げた変則チューニングで演奏されている。メンバーお気に入りの1曲。
「Glass Onion」 自分達の今までの曲の解説をしてたりする変な曲。当然John。
「Ob-La-Di,Ob-La-Da」 スカ/レゲエのリズムを取り入れたPaulの能天気な大ヒット曲。タイトルはナイジェリアのヨルバ族の言葉で「人生は続く」という意味らしい。
「Wild Honey Pie」 Paulがが全パートを演奏している即興的な曲。いいかげんに作ったらしいが、彼女の勧めでアルバムに入ったらしい。
「The Continuing Story Of Bungalow Bill」 人種差別をもじった曲。出だしのスパニッシュ・ギターはどうやらどこからか見つけた音源らしい。だってメンバーにあんな速弾きは無理!!
「While My Guitar Gently Weeps」 Georgeの大傑作。リードギターはGeorgeの親友(女を奪い合ったが・・・)神様エリック・クラプトン。もうギターが泣きまくり。本当に泣いています。ちなみにクラプトンの配慮で。クレジットにはクラプトンの名前はありません。
「Happiness Is A Warm Gun」 3部構成からなる大作。ラストの部分のメインボーカルとコーラスのカラミはもう最高です。メインの"because"の直後、コーラスの「happiness」へと続く部分は鳥肌が立ちます。
「Martha My Dear」 Paulの小品。愛情の対象は犬です。
「I'm so Tired」 最近最後のつぶやきが何を言っているのかわかった。「Monsaeur,monsieur,how about another one?」と言っています。
「Blackbird」 Paulが一人で録音した有名な曲。アルベジオです。タンタン、と聞こえるのはPaulが足でとっているリズムです。
「Piggies」 何という事もない曲だけど、一応Georgeの曲です。
「Rockey Raccoon」 ひそかにchuが好きな曲。Johnのハーモニカが聞ける最後の曲。
「Don't Pass Me By」 貴重なRingo単独作曲な曲。Ringoいわく、「ぼくにとって作曲は拷問みたいなもの」だそうです。
「Why Don't We Do It In The Road?」 ドラム以外全てPaulが演奏している曲。「道路でヤろうぜ!!」という卑猥な曲。
「I Will」 Paulらしい聞きやすい曲。
「Julia」 Johnがオノ・ヨーコに捧げた曲。シラフじゃ歌えません。
「Birthday」 Paul会心のロックン・ロール。いいです、これ。
「Yer Blues」 ドロドロのブルースと思いきや、これ実はパロディーソングです。
「Mother Nature's Son」 Paulの聞いていてホッとする名作。自然を歌ってはいるが、違う解釈もあるらしい。
「Everybody's Got Something To Hide Except Me And MY Money」 Beatlesナンバーで最も長いタイトル。軽快なJohnのロックナンバー。とっても好きです。
「Sexy Sadie」 一時期Beatlesが傾倒したインドの瞑想家、マハリシ・マヘシ・ヨギを痛烈に皮肉った曲。当然Johnの曲。
「Helter Skelter」 強烈なPaulのロック。シャロン・テート殺人事件の犯人、「チャールズ・マンソン」が「この曲のせいで殺した」といったのは有名。U2などもライブでよくカバーしている。メチャクチャいいです。
「Long,Long,Long」 かったるいGeorgeのワルツ風の曲。どうでもいい。
「Revolution1」 本格的な政治的メッセージ・ソングです。John自体はこのスローバージョンが気に入っていたようですが、シングルはロック調バージョンが採用されました。chuはシングルバージョンが好きです。
「Honey Pie」 比較的くだらない曲ですが、間奏のJohnのギターがいい感じ。
「Savoy Truffle」 George作のなかなかかっこいい曲。ブラスがいい感じでフューチャーされている。
「Cry Baby Cry」 Johnの名バラード。これ実は痛烈な王室批判です。内容はどうあれ好きな曲です。
「Revolution9」 Johnとヨーコの大問題作。これは音楽じゃあないでしょう。ちなみに夜中、部屋を暗くして聞くとかなり怖いです。
「Good Night」 エンディングを飾るのはJohnがRingo用に書いた子守唄風の曲。確かにRingoにピッタリです。

 

 

Yellow Submarine

1969年1月17日

1. Yellow Submarine
2. Only A Northern Song 
3. All Together Now 
4. Hey Bulldog 
5. It's All Too Much
6. All Need Is Love
7. Pepperland
8. Medley:Sea Of Time & Sea Of Holes 
9. Sea Of Monsters 
10. March Of The Meanies 
11. Pepperland Laid Waste 
12. Yellow Submarine In Pepperland
同名アニメ映画のサウンド・トラック・アルバムです。当然メンバーもアニメで登場します。アルバム用に新しく用意された曲はたったの4曲です。さらにアルバムの後半5曲はジョージ・マーティンのインストゥルメンタル。Beatles自身あまり乗り気ではなかったらしい。Beatlesのオリジナルアルバムでは唯一1位にはなっていません(全米で2位どまり)。ちなみにその時のNo.1は「ホワイトアルバム」。
「All Together Now」 マザーグースを基に作られた「縄跳び歌」。楽しい曲です。
「Hey Bulldog」 メチャクチャかっこいいロックナンバー。他の曲のプロも撮影の合間に即興で作られた曲。
「It's All Too Much」 ドラッグ体験をもとに書いたGeorgeの曲。サイケです。
「Yellow Submarine」「All Need Is Love」 前出です。

 

 

Abbey Road

1969年9月26日

1. Come Together
2. Something 
3. Maxwell's Silver Hammer 
4. Oh! Darling 
5. Octopus's Garden
6. I Want You(She's So Heavy)
7. Here Comes The Sun
8. Because 
9. You Never Give Me Your Money 
10. Sun King 
11. Mean Mr Musterd 
12. Polythene Pam
13. She Came in Through The Bathroom Window
14. Golden Slumbers
15. Carry That Weight
16. The End
17. Her Majesty
解散直前のBeatlesが最後にレコーディングをしたアルバム(リリースはLet It Beの方が後)。もう修復不可能なほどに悪化した人間関係にもかかわらず、全ての曲にメンバー全員が参加しており、アレンジ・演奏・楽曲・ボーカル等どれをとっても極めて上質な作品に仕上がっています。この土壇場にして最高傑作を生み出すとは・・・ chuが最も好きなアルバムです。このアルバムの後半(Because)からはじめる壮大なメドレーは膨大なBeatlesナンバーの中でも最も素晴らしい出来です。各チャートで初登場1位、19週間No.1。
「Come Together」 Johnによる難解なナンバー。かなりおどろおどろしている。Kissがカバーした事でも有名。
「Something」 George屈指の名作バラード。シングルカットされた際、Georgeの曲としては初めてA面になった。エリック・クラプトンと女を争った際に作った曲。
「Maxwell's Silver Hammer」 やたらに楽しいメロディーの曲。シンセが効いてます。でもかなり怖い、殺人の内容です。
「Oh! Darling」 Paulが曲のイメージに合わせるため、声をつぶしてレコーディングに挑んだ曲。かっこいいです。
「Octopus's Garden」 Ringoの楽しい曲。本当にタコの生態について歌っている。効果音がいい感じ。
「I Want You(She's So Heavy)」 Johnのハードソング。chuとしてはちょっといまいち・・・
「Here Comes The Sun」 George一世一代の傑作。「Something」と共にGeorgeの才能を示した。とってもいい気持ちになれる曲です。
「Because」 ここからのメドレーは奇跡的ともいえる出来。Johnがベートーベンの「月光」からインスピレーションを得て作った曲。
「You Never Give Me Your Money」 Paulお得意のつぎはぎソング。テンポの変化が楽しい。
「Sun King」 ハーモニーとはこれだ!!という曲。きれいすぎ。
「Mean Mr Musterd」 メドレーの中ではつなぎ的な曲。
「Polythene Pam」 一気にテンポアップする曲。インパクトがある。
「She Came in Through The Bathroom Window」 「Polythene Pam」からのつながりが素晴らしい。ジョー・コッカーがカバーして有名な曲。
「Golden Slumbers」 Paulの名曲。ファンも多い。短い曲だが、メドレーの中の存在感は大きい。子守歌風の前半部分からオーケストラ風のアレンジの後半部分、そして次曲の「Carry That Weight」へと続く盛り上がりはもう言葉に出来ないくらいに凄い。
「Carry That Weight」 壮大なコーラス曲。行くぜええ!!って感じ。
「The End」 まさにBeatles最後の曲。John、Paul、Georgeによるギターバトルがあります。演奏順はP→G→J→P→G→J→P→G→Jです。ちなみにRingoのドラムソロもあります。
「Her Majesty」 Beatlesの曲で最も短い曲。女王陛下をおちょくった無礼な曲。

 

 

Let It Be

1970年5月7日

1. Two Of Us
2. Dig A Pony
3. Across The Universe
4. I Me Mine
5. Dig It
6. Let It Be 
7. Maggie Mae
8. I've Got A Feeling 
9. One After 909 
10. The Long And Winding Road
11. For You Blue
12. Get Back
発売時期としてはラストアルバムですが、実際には「Abbey Road」以前に録音されていたアルバム。しばらく放っておかれた音源を解散が決定的になった後に編集してリリースされたのがこのアルバムです。ゲット・バック・セッションと呼ばれるセッションにて録音され、その様子は映画「Let It Be」に収録されていますが、生々しい口論の様子まで収められており、解散間際という感じがありありと見えます。名曲も多いですが、アルバムとしての出来は今ひとつでしょうか・・・
「Two Of Us」 唯一口笛を取り入れた作品。ここでのTwoとはPaulとLindaのこと。
「Dig A Pony」 有名な「屋上ライブ」からの音源。Johnは歌詞カードを見ながら歌ってます。
「Across The Universe」 Johnが松尾芭蕉に刺激を受けて書いた曲。独特の広がりを持った曲です。かなり好きな曲。
「Let It Be」 説明の必要がないほど有名な曲。かなり宗教的です。シングルバージョンとこのアルバムバージョンではGeorgeのソロなどが違います。
「The Long And Winding Road」 超有名な名バラード。悲しいかなPaulが下手すぎる。カバーされた曲のほうがいい感じ。
「Get Back」 非常にシンプルなロックナンバー。このプロモを見た人は多いはず。

 

chu的に好きなアルバム
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」「Magical Mystery Tour」「The Beatles」「Abbey Road」

chu的に好きな曲
Twist And Shout」「I'll Be Back」「I've Just Seen A Face」「Norwegian Wood」「Eleanor Rigby」「I'm Only Sleeping」「Tomorrow Never Knows」「Lucy In The Sky With Diamonds」「A Day In The Life」「The Fool On The Hill」「Your Mother Should Know」「I Am The Walrus」「Hello Goodbye」「Strawberry Fields Forever」「All You Need Is Love」「Back In The U.S.S.R」「Birthday」「Everybody's Got Something To Hide Except Me And MY Money」「Helter Skelter」「Cry Baby Cry」「Come Together」「Here Comes The Sun」「Because」〜「The End」「Across The Universe」
いっぱいあるなあー・・・・・

 

chuとBeatles

chuがBeatlesと出会ったのは忘れもしない高校2年のときでした。それまではご多分に漏れず「Help!」「Let It Be」「Yesterday」くらいしか知りませんでした。修学旅行でJaco Pastoriusにハマッて帰ってきたときに友人が「赤盤」「青盤」を貸してくれました。「赤盤」「青盤」というのはBeatlesのベストアルバムの愛称で、正式には「赤盤」=「The Beatles 1962〜1966」「青盤」=「The Beatles 1967〜1970」といいます。非常によく出来たベスト版です。この「青版」の1曲目が「Strawberry Fields Forever」でした。今までのイメージとの違いに戸惑いました。しかしこの他にも多くの曲に惹かれ、この2枚は友人に返すことなくchuの愛聴盤となりました。その後、当然のようにアルバムを聞き始め、「The Beatles」「Abbey Road」などにどっぷりとはまりました。結局一時期は公式発表曲140数曲(ごめん、忘れた)を持っていました。ただ知れば知るほど僕が高校1年のときにJohnが死んでしまった事が残念でなりません。Beatlesの凄い所は、今聞いても充分通用する曲が多い事です。初のコンセプトアルバムである「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」を超えるコンセプトアルバムはいまだに出ていませんし、「The Beatles」程革新的なアルバムも、もはや出てこないでしょう。chuはいまだに「Abbey Road」の後半のメドレーがロック史上最高の出来だと信じています。多くの遺産を残したBeatlesですが、いまだにその影響を身近に感じることができます。たとえば、あの「Pufffy」の「これが私の生きる道」は奥田民生のBeatles賛歌です。あの曲調、ベースライン、ハーモニカなどまるっきりBeatlesです。たまにはBeatlesもいいんじゃないでしょうか?

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